辛くない お別れが有るのかどうか・・分からないけど
今日 ヒロシが担当した お客様
昨日の、大規が担当した方と、年齢は変わらず・・お若い方だった
亨年64歳。
最近、生まれたお孫さんを お風呂に入れるのが、何よりの楽しみだったという。
聞けば 腕のいい左官さんとして 引っ張りだこだったそうだ。
自分の事よりも、人の事を大切にして 面倒を見るのが好きだったそうで
ご縁をいただいた、多くの方々が、お別れに見えられた。

娘さんも 息子さんも まだ若く
娘さんのメッセージに「お父さん、今まで育ててくれて、ありがとう」
「こんな言葉は、結婚式の時に、親に感謝の手紙を書く時の 言葉だよね」
「お父さんは、人を大切にする人だったから、見習って自分も人を大切に・・・」
と・・・綴られていました。
ご夫婦の出会いは、ご主人が 奥様に一目惚れされたそうです。
お別れの最中・・・奥様も子供さんも、棺から離れず、すがり付いていました。

担当のヒロシも、そばで見ていて辛かったと思いますが
やはり・・・・空気を読むセンスは、当社でも抜群だと思う。
お別れの間・・・微動だにしないで・・ただ立っているだけ
これが大切です。
ここで時間を気にして、時計を見たり ウロウロするのは禁物です。
写真を撮るのさえ、気を使います。
確かに、火葬場には予約を入れているので、いつまでもOKではないけど
目を配り、間を読む 空気を読む・・・そうとうアンテナを張っていないと
気配りや心配りは 出来ません。
「お客様第一主義」ですから・・・何とかします。
この「何とか」・・は、ノウハウだと思う。

だから、ただ単に・・・スムーズに、事を進行するばかりが、仕事ではなくて
何もしない事が、大切な時も有る
最後の最後・・・お別れの時は、せめて そっとしておいてあげたい