2011年04月16日

読書


忙しい時ほど、読書をして・・・まったり時間を作るべき・・と

いつも思っているんだけど、今月初めに買ったのに・・・今頃です。

今回は、知る人ぞ知る 寺尾俊一さんの「老いじたく練習帖」

寺尾氏の考え方に、疑問も有るんだけど・・・面白いところも・・・


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この手の本は、結構出版されていて、今回は それぞれの考え方を

比べたくて・・・3冊同時に買い込んだ。

他の本は、いずれ紹介したいと思います。

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当社のセミナーでも、質問される方の悩みは・・・老後・・・今後の事が多い

ある方は、多くのパンフレットを持ち帰り、自分の葬儀も含めた

「終焉の設計」を組み立てていた。


その方には、「自分史」を作られたらどうですか?と勧めてみた。

生きてきた証を、細かく紐解いていくうちに・・・全体像が見える事もある。

ただ周りに迷惑をかけたくないから、自分で・・最後の最後まで・・・と言う。

あなたが亡くなる事は 誰かが迷惑をこうむる事ですか?

はたして・・・そうだろうか?


しかし・・最近良く聞く話に「無縁死」「孤独死」という、言葉を聞く。

血縁、地縁、社縁という・・・人と人とのつながりが・・・希薄にはなっている。

人口は減っているのに、世帯数は増えている。

確実に「核家族化」しているのだと思う。

じいちゃん、ばあちゃんと住まない息子や孫達・・・時代の流れと括れないが


そこまで・・追い詰めてしまった原因は・・・どこにあるのだろう?

都会では「直葬」と言って・・・病院で亡くなったら、自宅には帰らず

そのまま、火葬場へと行き・・・火葬を済ませ お骨は、お寺に預かってもらう。

火葬場で、お坊さんを呼んで読経してもらうのは・・ごく一部だと言う事だ。


決して、お金の問題だけで・・こういう方法を選んでいるのではないはず

温かく送ってくれる人が いないのだろう。

もちろん・・・縁者が居なくて・・行政の代表者が喪主になって、葬儀を行う例は

昔から有ったけど・・それは、独り者で親戚すら居ない方だった。


今は、縁者が居ても・・・申し訳ないと・・遠慮して

死亡通知もしない例が増えてきたと、言う事だ。


人一人の人生が終わるときに・・ひっそりと火葬場で・・見送りは

葬儀社社員だけ・・・これではいけないと思う。

家族葬という・・葬儀形態が・・・葬儀を簡略にする傾向の、火付け役になったと

私は思っている。

家族葬は、葬儀を簡略にするのではなく・・・お客様の扱いを省略するのだ。

そうして生まれる余裕を、故人と家族だけで、ゆっくり過ごそう・・・と

考えられて、生まれた形態である・・・はず、だった。


最初にこの造語を作って広めた会社が・・・そこの部分をあいまいにしたので

受け止めた消費者が・・・家族葬=簡単葬儀=格安葬儀  と解釈した。

その消費者の動向に反応した、葬儀社が

「家族葬パック:〇〇万円」と・・格安葬儀を打ち出し・・現在のように・・。


このブログでも・・何度も書いているが・・

お葬式は・・・葬儀式+告別式=お葬式である

家族葬は、告別式とお客様の接待部分だけに限った・・・簡略である。

亡くなった方の尊厳という事を 考えるなら・・・残された者のためにも

葬儀式はやった方がいい。


当社にも、その事で問い合わせをされる方が、多くなってきた。

直葬などは・・絶対に勧めないが

金銭的な悩みであれば、相談のうえ・・当社の出来る範囲で支援するし

NPO葬という・・通常よりも規模は小さいが、一般葬と全く変わらず

低料金でお葬式を行う事が出来るのだ。


この本の著者、寺尾氏は「家族葬」を勧めている方なので・・その部分を

しっかり読んで・・本質をつかみたいと思います。

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