2011年06月06日

老い支度と自分史


仏教に「生老病死」という言葉が有ります。

良く聞く言葉に「四苦八苦」という言葉が有りますが

その中の「四苦」が・・・生老病死です。


生 きて行く事の苦しみ

老 いて行かねばならない苦しみ

病 気になってしまう苦しみ

死 んで行かねばならない苦しみ


これらの苦しみは、逃れる事の出来ない苦しみだと、教えています。

受け取り方や度合は人それぞれですが・・。

気楽に生きていける人もいるでしょうし、自殺をする人もいるわけですから。


ただ・・・必ず・・間違いなく 老いていきます

先日、老いるとは?というテレビ番組が有りましたが

老化は、細胞が酸化する事、錆びる事である・・という医学的な話でした。

これは、遅らせたり・・若干、若返らせたりと・・ケアをする事で可能であると。


身体的な老化は「頭脳の老化」にも影響するようで

老け込む・・という言葉が有るように、実際の年齢よりも老けてしまう事もある。

毎日、元気にスポーツや散歩している人は、考え方も老けにくい。


そういう事も理解した上で、自分自身の今後・・・将来を考えると

「老い支度」が必要になって来るだろうと思う。

突然、亡くなって一番困るのは・・・本人ではなく、残された者である。

それは、この仕事を長年やってきて十分理解している。


やはり元気なうちに、自分の老いと真剣に向き合い

「老い支度」をした方が、自分の為にも、残る者に対しても必要だろうと思う。


自分のため・・という事で考えると

これからの人生を、余生としない生き方だろうと思う。

余生とは・・余った人生・・・通常、人生に余った人生などあり得ない・・。

でも、将来への目標やビジョンが無かったら・・考える事もしなかったら

ただ・・一人の高齢者として、過ごすだけの人生になりはしないか?

お迎えが来るのを待っている状態が・・・余生なのかとも思うけど。


残る者のために・・・という事を考えると

その多くは、遺産・・という事になるのか・・・預金や不動産など。


本人名義の銀行預金は、本人が死亡すると凍結される。

それをおろして、葬儀代に・・と思っても死亡後では・・・様々な手続きが発生する。

銀行預金は、遺産になってしまうので

受け取る権利の有る人・・全ての人の同意が必要になる。


生きている時なら、贈与になるが・・亡くなると、相続になるので・・税金も変わる。

また、遺産はプラスばかりではなく、負の遺産もある。

負の遺産というと・・原爆ドームなどの戦争犠牲の建造物等を指すこともあるが

ここでは、借金などのマイナスの遺産の事

借金も生命保険で、相殺される場合もあるが・・・未払いの購入代金などは

亡くなったとしても払う義務が有るし、遺族が連帯保証人のケースもある。


財産の多い人は、残った者が争わないように「遺言書」を作成しておいた方がいいし

元気なうちに、銀行口座や不動産の名義変更をしておくなどの方法も考えられる。

自分自身が痴呆には、絶対ならない・・という保証はないし・・

いずれにしろ、こういった行動は「老い支度」の行動だろうと思う。



そして・・・今まで生きてきた証を「自分史」として残す事をお勧めしたい。

この自分史を作る作業過程で、多くの事を思い出し、考える事になると思う

それが、今後の残された日々を 有効に生きて行くための

羅針盤にもなるかも知れない。

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