2012年01月03日
言霊(ことだま)の力
昔から日本人は、言葉には魔力が宿っていると信じてきた
それは、日本だけに限らないかも知れないけど・・。
伝達の手段として、言葉を上手に使う事は大切だと思う。
昔の頑固親父は、上手にしゃべれなかった分・・手が先に出てきた。
「目は口ほどにものを言い」「言わずもがな」と
言わなくても通じる・・という感覚ももちろん有るんだけど。
昔の人の名言とかに「( ゜o゜)ハッ」と気づかされる事も有る。
特に・・・経団連名誉会長、元東芝の社長 土光敏夫氏の言葉には
経験に基づく迫力が有る。
多くの名言を残しているが・・・印象深いのは
「諸君にはこれから3倍働いてもらう。
役員は10倍働け。俺はそれ以上に働く。」
この言葉は当時「東芝」が経営危機に瀕している時
社長に就任した土光氏が、就任の挨拶で全社員の前で話した言葉だが
この後、東芝は誰もが知っているように、快進撃を続ける企業になる。
そして・・・どこかの企業の社訓にも採用されているようだが
「会社で働くなら知恵を出せ。知恵のない者は汗を出せ。
知恵も汗も出ない者は静かに去っていけ。」
土光氏は社長就任後、休みも取らず、朝から晩まで
毎日仕事をしていたという。
自分にも厳しかったが、社員にも当然厳しい人だった。
だから、あれほどまでの大企業に成長する事が出来た。