高原会館での葬儀司会を務めて
本社に帰ってきました。
当初は自宅葬の現場に行く予定でしたが
急遽、こちらに変更しました。
なぜかと言うと、同級生のお葬式だったからです。

数年前に脳梗塞で倒れ・・・その後の再発で
今回の逝去になった・・と聞かされました。
小学生の頃は近所に住んでいましたが
私が、親の仕事の都合で引っ越してからというもの
すっかり縁遠くなっていました。
何年も音信不通で、彼はその後県外に就職し
同窓会にも来なかったので、近況は知りませんでした。
ここ最近・・・脳梗塞、脳卒中という言葉を良く聞く
そういう年齢なのかも知れないなーと思う。
自分は大丈夫・・とは・・・言い切れない
いつ何が有っても不思議ではない
本人も、懸命に仕事を頑張っていた矢先の出来事で
残念だっただろうが
残された者の悲しみは、遥かに深い。
特に・・・子供を先に見送らねばならない親の悲しみ。
すっかり憔悴しきった母親の姿を見て
「 残る遺族に対し、今後ともお力添えをお願いします 」と
義理のお兄さんが謝辞の中で、何度も述べておられた。
それを聞いて
「分かった」・・・と言うように頷く参列者の姿が印象的でした。
「 会者定離 かねてありとは 聞きしかど
昨日今日とは 思わざりけり 」
出会った者が、いつか必ず離れるのは世の習い
そのような出来事は、常に見聞きする事であるが
我が身に昨日今日訪れようとは、思わなかった
・・と言う意味の詩ですが
いつ何が起こっても、悔いることのないような
生き方をしなさい・・という教えの詩とも思える。