2015年04月29日

心に残る温かいお葬式とは?


先日、とあるお客様の葬儀段取りの中で

「これを司会者に読み上げてほしい」と

A3の紙にびっしり書かれた、故人へのメッセージを頂いた

見てみると・・


どう考えても、これは・・他人が代読するような内容ではない

家族や子供が、故人に対する感謝のメッセージである。

どういう人であったのか・・という経歴に似たようなものは

代読でもいいと思うのだが・・・。


他社では、それが演出上のサービスだと思ってるところも有るようだし

良くあること・・と割り切れば、それでもいいのか?

当社でも、それに近いような形のメッセージを代読する事もある。


しかし・・一番いいのは家族が自分の言葉で話しかけること

これに勝るものはない・・。

実際に・・何十年もの歴史の中で確かにそう思う。


家族・・特に子供や孫がやれない理由が有るのなら

代読という前振りで読み上げてもいいかも知れないが

過去の経験から・・・ぜんぜん感動すらしない。


もちろん上手い司会者が、感情こめて読み上げれば

それなりの演出になるだろうけど・・・演出として・・

それは、どうだろうか?葬儀社の本来の仕事だろうか?


自分たちは、ディレクターでありプロデューサーでもあり

大切な人を亡くされた家族の、やり直しのきかない式典をサポートしているが

葬儀社が主催者ではない。


心に残る温かいお葬式とは?

そんな事をイマドキ?と・・笑う他社さんもいるかも?だけど

そうやって、今まで何十年もやってきたし

その事に、こだわってきたからこそ・・今が有るとも思う。


そこにこだわると・・面倒だし時間もかかる

なので、ついつい・・はい分かりました。と言ってしまいそうだ。

ご家族の心に寄り添い、心情を計り・・ベストのアドバイスをする。


人の心は、千差万別・・十人十色なのだから

金太郎飴みたいな、どこを切っても同じ・・という考え方では

ルーティンワーク・・流れ作業的な仕事になってしまいそうで

誇りやプライドが持てなくなり、この仕事に対する魅力は無くなる。


そんな気がして・・できるだけお客様の表情を見つめて行こうと思う。


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