2015年11月04日
火事で怖いのは煙
先日の日曜日、霧島酒造の秋祭りと市場の祭りが有り
私は市場の祭りにボランティアで参加していました。
その日の朝方、都城市の商店街千日通りで住宅火災が有り
大人1人、子供3人が亡くなるという大惨事が・・・
火事を直接見た人たちは、大火災でもなかったし
大した被害は出なかったようだ・・と安心してたみたいだけど
自分も消防団に在籍していた頃
筒先という、火点に最も近い場所の担当をしていたので分かるけど
炎で亡くなる方よりも、圧倒的に・・
煙・・つまり一酸化炭素中毒で亡くなる方が多い。
なので、遺体の損傷はほとんど無くきれいなままなのだ。
以前、農家の納屋火災の現場に行った時も
火は出ていなかったが、煙がすごかった。
燃えているのはワラで・・くすぶっている状態。
そんな所に、筒先を持ったまま入っていったので
全く息ができず・・あーーこれはダメかも?と思うくらい
大変な状況になった事がある。
幸いに仲間の団員が、納屋の屋根を壊して
煙を逃がしてくれたので、なんとか助かった。
不完全燃焼の煙が充満した中では・・
目も痛くて開けていられないし、あっという間に動けなくなる。
どういった構造の家だったのか?分からないが
いざという時のために、普段から逃げ道など想定しといた方がいい。
特に2階建て以上の建物は、要注意だと思う。