「ふじもと美誠堂」で働かせて頂き、学ばせていただいた。
ここでの経験が、後の私の考え方を決定付けていると言っても
過言ではありません。
周りに対する配慮「目配り・気配り・心配り」と、仕事に対する
集中力、決断力、そして完璧にやり遂げるための緻密な準備。
そして心に残っているのが運転中の私に、後部座席から
「種子田くん、心の中がどんなに、早鐘のように打っていても
どんなに慌てていても、決して走ってはいけないよ」
「私達が慌ててミスをして、一番迷惑が掛かるのはお客様だからね
一度きりの式典に心を込めて、奉仕させていただく
100出来て当たり前の仕事だからね。
でも、100やったからって褒めてはもらえないよ、当たり前だから。
褒めてもらいたかったらもっともっと頑張らないとね」
「白鳥が優雅に泳いでいる、でもその足は一生懸命に
水を掻いているんだからね、見えないところで努力しないと
本物にはなれないよ。」と
現場に向かう車の中で話して下さいました。
私は、部屋に帰ると、すぐに・・忘れないうちに
「今日の言葉」と・・ノートに書き記しました。
私が仕事中に「メモとペンは必需品」というのは
この経験からです。忘れないうちに書き、書く事で後に活かせる。
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