2010年12月09日
家族葬のことで
年齢的にも、気になるのか?会う人会う人
葬儀の事で、いろいろ聞かれる。
まあ、自分の友人の世代が、そういう世代だから
それに、私の職業を知っているし
それで、先日も同じような質問が・・・
「家族だけでやるんだから、安くなるよね」
「家族葬」=「低価格葬」と・・理解しているようだ。
いけないのは、葬儀社のCMにあると思う。
チラシに、いくつかのセット料金を掲載し
その中に「家族葬パック」〇〇万円・・と
セット内で一番安い料金を提示している。
これでは、消費者が低価格の葬儀=家族葬と
思われるのは当たり前である。
当社でも「家族葬」という提示はしているが
=低価格に設定はしていない。
「家族葬」は・・・料金ではなく、お客様を
どう扱うか?という、葬儀の形態なのだ。
当然、お客様を招かずに、家族だけで行うので
お返しや接待などの経費がかからず・・結果的に
お客様を招いた時よりも、安くなる。
しかし総額いくらかかるか?ではなく自前でいくら払うか?
という話になると、ちょっと事情が変わってくる。
ブログには詳しい事が書けないが
葬儀には「香典収入」というものがある。
その平均額は、お客様一人にかかる接待やお返しの費用と
ほぼ同額である。
接待にあまり費用をかけない「都城地区」の場合は
香典収入の方が、経費を上回る事が多い。
と、なると
お客様を招かない葬儀=家族葬・・が
金銭的負担の少ない葬儀とは、言えなくなる。
金銭的と・・あえて、書いたのは
葬儀を執り行うにあたり「精神的な負担」これが
一番大きいのではないかと思う。
この話は、また次回に書いてみたいと思う。