2011年06月22日

想定の範囲


ライブドアの堀江社長が、よく使っていた「想定の範囲内」

最近、原発の関係者や政治家が良く使う「想定外」


起こるかも?!・・と、予測できる状況や条件、その危険度のレベル。

そのレベルの位置を、どこに置いているのか

そのほとんどは、過去のデータや経験や勘だと思うけど・・

取り返しがつかないような、大切な事の想定は、今回の震災の

津波や放射能漏れを見れば、過去の経験が・・・全く当てにならないと分かる。


最近は、もったいないので、積読の本を片っ端から読んでいるが

来月の講演会のテーマでもある「老い支度」について

多くの方々が書いていることに気づく。

それほど、関心の高いテーマだと、改めて気づかされた。


読んでみると、将来が分からない事だらけでも・・分かっている事がある

それは、いずれ定年が来る事、老人になる事、体力がなくなる事・・など

それが、分かっているのに・・何もしていないから他人に迷惑を掛けると・・。


身内なら、それを迷惑とは思わないだろうけど・・・

ちゃんと、整理している人と、そうでない人との差は大きいと思う。


支度(整理)には、大きく分けて・・2つあって

心の支度(整理)と、事務的な支度(整理)が有ると思う。


事務的な整理は、主に物の整理になる

写真やアルバム類から、自分の趣味の物や、捨てられずに取って置いた物など

財産の有る人なら、財産をどうするか?考えなくてはいけない。

まだ早いと思っていても、考えておく・・という行為は必要だと思う。


急死する事や痴呆になる事は、あまり考えたくない事だけど

想定の範囲内で準備をしておく事は、「想定外!」と慌てなくても済む。

必要なら、遺言書を作っておく事も、家族への思いやりであると思う。


そして・・・難しいのは「心の老い支度」だろうと思う。

事務的な処理は、想定できる分・・また目に見える分・・楽でもある。

良く聞く話に、定年退職後の男の過ごし方・・・

今まで、企業の中で第一線で汗を流してきた人が、突然・・暇になってしまう。


また、自営業にも「定年」は有ると思う。

その仕事が、体力的に・・また頭脳的に出来なくなった時が、引退であり

定年であると思う。

会社役員で相談役になった人も、痴呆などで的確な判断が出来なくなったら

引退して、後世に譲らざるを得ない。


うちの父は、後期高齢者だけど、体力的にも頭脳的にも・・まだまだ

現役で働けるが

働いていると、余計な心配が多い。

現役時代に、お金の事で散々苦労してきたから・・少しはゆっくりして欲しい

じっとしていられない性格なので、ちょくちょく会社に来ては

若い社員達と大声で会話している。最近耳が遠いので、大声になっている。

が、しかし・・それが生きがいにもなっているようなので、いい事だと思う。


この仕事を長年やってきているので、仕組みが分かっている分

気が楽なんだろうとも思えるけど・・・・。


想定できる範囲で、様々な整理をした方がいいかも知れない

事務的な整理は、先述の事柄などがあるが

友人の相談にもあったけど、葬儀、お墓、散骨、永代供養なども・・

一人息子に墓を守ってもらうのは、申し訳ない・・と言う話だった。

丁寧にひとつひとつ答えると、安心したみたいで、声のトーンが明るくなった。


そういった、想定できる悩みや疑問を、解決しておくだけでも

これからの人生が、スッキリとして・・

様々な事に、挑戦する力が出てくるかもしれない。

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