昨日の「あじさいホール」では、友人のお父さんのお葬式でした。
今年の4月に、奥様を先にお浄土へと見送られ
喪主を務めたその時の姿は、悲しみで力無い感じもしました。

以前は町の中心部に、衣料品店を開業されていましたが
子供が娘だけだった事も有り、後継ぎがいなくて
商売をやめられてから、ずいぶん経っているような気がします。
お元気な頃は、商工会の役員さんとして夫婦で頑張っておられたので
私も相談にのってもらった思い出も有ります。
自分が小学校しか出ていないので、子供達には良い教育を
受けさせてあげたいと、仕事に精を出し
苦労して、娘二人を大学まで行かせてくれたと聞きました。
また・・
貧しい農家の子供に生まれ、きれいな服を買ってもらえず
お店に飾ってある服をながめながら・・・
いつか自分もこういう服を!という
一念から衣料品店を開業されたそうです。
開業当時
取引先の呉服屋に、奥様が勤務されていて、見初められ
夢を叶えるために、二人三脚で頑張ってこられた。
娘たちは、その姿をずっと見てきたから・・
親に対する感謝の念は、人一倍だったのでしょう。
半年の間に両親を見送る事になってしまいましたが
残された家族が、一生懸命に送ってあげようという気持ちが
私たちにも伝わってきました。
気づかずに過ごせば「親の心子知らず」
子供を想う親の深い心、親を想う子供の感謝の心
どちらが大きいのか・・・・議論はできませんが・・・。